深く渡る。未知への刺激を満たす旅

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「旅の行き先はどうやって選んでいるの?」と聞かれたら、「ガイドブックを見て」なんて答えたくない伏見町子です。

観光名所巡りよりも、するりとローカルな人に混ざって過ごす旅が好き。

そんな私たちが時間をつくってしたい旅って、自分探しの旅とかいうやつでもなく、Isnta映えする景色探しの旅でもなく、自分のリアルな「暮らす」と「働く」にアウトプットできる学びの旅。なんて言うのか、一体どこから湧いてくるのかわからない、このとめどない知的好奇心をどっぷり満たしたいんです。

例えば、瀬戸内の旅の王道のひとつは、きっと、尾道からしまなみ海道、そして今治へのライン。もちろん、それも行きたい。それでも、「もっと深く旅をしてみたい」という気持ちが、頭のなかに広げた地図上に新たなラインを描かせる。その旅路でローカルにさらりと混ざって暮らしの時間を感じたり、ローカルに根を張る人たちに出会ったり、まちの記憶を追いかけたり、描かれる未来図を覗いたりしてみたい。

新幹線も停まる福山駅。あまり旅の始発点に選ばれていない福山だけど、瀬戸内海をなぞる広島県の沿岸の真ん中あたりに位置し、各地からのアクセスも良い。「せとうちへの入り口」とするには最適なポジションです。

「実はここから瀬戸内海へ漕ぎ出すディープなラインを描くことができるのでは? 」

そんな仮説から、せとうちディープラン構想が始まりました。

描いてみたのは、例えば、こんなライン。

福山→向島→因島→生口島→大三島→大崎上島→大崎下島→豊島→上蒲刈島→下蒲刈島→呉。

しまなみ海道ととびしま街道を横断するルートです。バスと船とを乗り継げば、渡りきれるかな.....なんて調べつつ、なんだか、地図上に線を引いてみただけでワクワクする。そして、尾道や倉敷、小豆島や直島に比べると情報が少ないこれらの地域だけど、じっくりと調べれば調べるほど、見てみたい暮らし、まち並み、仕事、会ってみたい人の情報が少しずつ掘り出されて来るのです。

ああ、この、未だ見ぬ土地に出会いに行くふわふわ感。
だから旅ってやめられない。